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高所作業車の選定ポイント

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1)作業場所や作業内容での選定

屋外使用か、屋内使用か?

 
  屋 外 屋 内
車体サイズ 作業動線のチェックが必要 高さや曲がり角の通過をチェック
車体重量 敷鉄板や仮設架台の耐荷重をチェック 床の耐荷重をチェック。床の養生も検討
電源の供給 充電用電源の有無をチェック 充電用電源の有無をチェック
雨風対策 バッテリー式は防水対策が不完全な為、悪天候時は屋内退避
騒音・排ガス エンジン式は排ガスや騒音など、近隣対策も必要 騒音や排ガスのないバッテリー式を選択
 

建築・電気工事作業か、メンテナンス作業か?

 
  工事作業 メンテナンス作業
使用者 不特定の方の使用を想定し、操作が簡単な機種を選定 同 左
最大積載荷重 資材と同乗する際は過荷重とならぬ余裕ある機種を選定 同 左
壁面寄付き 水平方向への張出しが大きいと有利 水平方向への張出しが大きいと有利
防水対策 バッテリー式は防水対策が不完全な為、悪天候時は屋内退避。絶縁対策も考慮 ガラス清掃時の水垂れから電装部や制御部を守る事
 

2)作業高さでの選定

高所にある作業対象物に手が届く事が最低条件です。
ここで注意しなければならない事は、高所作業車の最高高さ表記には最大作業可能高さ最大作業床高さがあり、前者は作業用カゴ(バスケット)に乗った状態で最大に上昇させ、真上に手を伸ばした高さを想定しています。
通例ではバスケットの作業床にプラス2mした高さの表記になっています。又、後者はバスケットの作業床の最高高さを表記しています。
機種選定の際は万一の際の危険回避も考慮し、作業対象物の高さプラス0.5~1.0mの余裕があった方がベターでしょう。

 

3)機能での選定

高所作業車にはマスト先端が前方に折れ曲がる「ジブ」と呼ばれる機能や、バスケット以外に荷物の積載装置を備えたもの、自重を軽くする為にアウトリガーを備えたもの等、様々な機械が存在します。壁面への寄り付きが必要となるガラス清掃作業や配管作業などの際には、床に張り出し装置がついたシザースタイプやジブなどが役に立ちます。又、狭い場所で高所までブームを立ち上げなければならない場合は、屈折ブーム式が重宝されます。
ブームの動き方にはそれぞれの作業車で特徴がありますので、現場に見合った機能選択が重要となってきます。
TOPページより各種タイプの高所作業車をご覧下さい。

 

4)メンテナンス性での選定

高所作業車には必ず特定自主検査という法定点検が年1回課せられていますが (別頁「高所作業車とは 4、」をご参照下さい)、日常で行うべき始業前点検、
月例点検などもあり(法定点検ではありません)、必要に応じて適宜メンテナンスが必要です。

 
バッテリー式
作動油の補充・交換、オイルリークの点検、バッテリー(液量、比重、電圧)の点検、各種配線系統の点検、油圧モーター作動状況の点検、バルブ・ソレノイドの点検、各種安全装置の点検、潤滑部分の点検、車体全般の傷や亀裂の点検、スイッチ類の作動確認、タイヤ(クローラ)の点検。
バッテリーの寿命(3年程度)が来たら、全ての搭載バッテリーを交換する必要があります。
エンジン式
左記バッテリー式の他に、エンジンオイル交換、エアクリーナー清掃、オイルエレメント交換、ゼネレーター点検、ファンベルト点検、等々。
 
 

いずれのタイプにしても点検とメンテナンスは必ず必要となりますので、最低限の知識と道具類が必要となってきます。
ご不明な点は何なりと弊社 株式会社アクセス までお問合せ下さい。

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